投資を始める上で最低限知っておいたほうがよいこと4つ
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1. 「現代ポートフォリオ理論」の結論。
すわなち、時価総額加重平均インデックスがシャープレシオが最適であること。
2. シャープレシオがよいことは、結局のところ、リターンの中央値を最大化することにつながること (== ほとんどの個人投資家にとっての長期投資の目的と一致)
3. すべての情報は市場に織り込み済みであると知ること。
つまり個人投資家が「マーケットタイミングを読む」のは無意味であること。
その行為が長期で継続して利益を生み出すことは決してないという意味で市場は十分に効率的であること。
4. これらは太古の昔からいわれていること。かつ、これを裏返すような根拠のあるデータ・理論は今のところ皆無であること。この状況は変わりそうもないこと。
引用終わり
「市場平均」は「投資家の中で成績が平均点」ではない
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「市場平均」というのは一般に「時価総額加重平均」のことです。
決して「投資家の中で成績が平均点」という意味ではないです。
これは市場平均について語る人のほとんどが勘違いしている点です。
市場平均は理論上シャープレシオが最適であり、長期投資において100人中1位の成績をとりにいく戦略です。
市場平均はバリバリに勝ちにいく戦略ですよ。
いいかえれば、投資年数をnをすればn→∞で、市場平均がトップを取る確率は100%に近づきます。
「投資家が100人いたら、市場平均は上から50位」みたいなことを言う人がいたら、
その人はあきらかに勉強不足ですので、気をつけましょう。
いちいち指摘していられないくらい、その手の勘違いが多すぎる…。
引用終わり
トータルリターンで考えること
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リタイア後は一年あたりの 「生活費 > トータルリターン」なら資産は減少 「生活費 < トータルリターン」なら資産は増加 という単純な話なのに、どうして高配当株投資家は「高配当株なら引退後も資産は減らない」という謎理論を言い出すの?
配当だけで生活費を賄えないときは水だけで生きていくの?
引用終わり
分散効果を狙って多くのインデックス商品に投資する事は「分散効果を弱めている」
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なにかやたらと「分散効果」のために「VOO + VYM + QQQ + SPYD …」などいろいろな商品を買っている初心者さんをたまに見かけますけど、それは逆に「分散を弱めている」ことに気づいていますか?
買えば買うほど、分散効果が弱まっていますよ?
野球の守備で例えるなら「VOO一本」でほぼ最適でバランスのとれた守備シフトなのに、いろいろ考えなしに購入することで「なぜか広く三遊間をあけた守備シフト」や「なぜか内野手が7人」にいつの間にかなっていますよ。
がら空きですよ。そこに打たれたら終わりですよ。
引用終わり
国内の全世界インデックスファンドがおすすめ
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前に「敗者のゲーム」をオススメしましたが、あれはメンタルを鍛える修行のようなもので、具体的に何を買うべきかまでは書いてありません。メンタルを鍛えた後は、普通にeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)等の国内の全世界インデックスファンドをひたすら買っておくだけでよいと思います。
引用終わり
のっちの主張≒敗者のゲーム
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ちなみに私の主張は名著とされる「敗者のゲーム」とほぼ同じです。この本は「お前ら個人投資家が市場平均を越えようとしても無駄無駄無駄。いいからおとなしく何も考えずにインデックス投資しておけ」という趣旨を表現を変えて延々と繰り返しひたすら個人投資家の無駄な努力を煽りたおす本ですよ。
「個別の銘柄分析」<= 無駄。
「今はまだ暴落の途中。もっと落ちるのを待ってから」<= 無駄。
「下落局面に入った。現金比率を多くしよう」<= 無駄。
「高配当の株を買えば市場平均に勝てるのでは?」<= 無駄。
「やっぱりグロース株でしょ」<= 無駄。「ファンダメンタル重要」<= 無駄。
もっと煽られたい人は、一度読んで見ることをオススメします。
引用終わり
のっちが褒めた記事
「一括投資vs分割投資」に関しては、この記事のいっていることが正しいです。久しぶりにちゃんとしたことをいっている記事を見かけた気がします。素晴らしいですね。https://t.co/8mDhFvcGfY
— のっち@インデックスにフルインベストメントするただのOL。含み益2.0億円超え。ツイートほぼ休止中。 (@nocchi0820) March 11, 2020
フルインベストメントは常に資産配分が保たれるという意味で十分合理的な選択の一つ
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フルインベストメントは常に資産配分が保たれるという意味で十分合理的な選択の一つです。
局面に応じて資産配分を変化させることのほうが間違っています。
それは結局「マーケットタイミングは読める」といっているのと同義です。
「フルインベストメントはよくない」と決めつけるのは間違いです。
要はとっているリスクが自分のリスク許容度を超えているかどうかの問題です。
フルインベストメントした場合のリスクが自分のリスク許容度を超えていないのなら、それは何の問題もありません。合理的です。
「フルインベストメントは暴落時に買い増しできない」はよくある勘違いであり間違いです。
それはデメリットにはなりません。
あえていうなら「フルインベストメントは暴落時に買い増しする必要がない」のほうが正しく事実を捉えているでしょう。
引用終わり
のっち指数
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インデックス投資をある程度長期に渡ってきちんと実行できているかを図るひとつの指数として「のっち指数」というのがあります。
これは「現在の保有リスク資産の含み益のトータル」を「現在の総資産」で割った値です。
これが30%を超えているなら正しくインデックス投資を行えていた人といえるでしょう
もちろん「のっち指数」は相場環境にも影響される運要素の強い指数ですが、少なくとも短期売買を繰り返す人は30%を超えることはまずないでしょう。
ちなみにわたしの「のっち指数」は今年1月の段階で45%でした。みなさんの「のっち指数」はいくつでしょうか?
言い忘れましたが、「含み損」はもちろん「含み益」から引いてくださいね
引用終わり
投資にあまり興味がない人にとっては難易度は「一番簡単」
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「インデックス投資が難しい」という意見はよく見かけますが普通の人は一度積立の設定をした後は証券会社のサイトにログインなんて年に1回もしないし株価も普段の生活では全然気にしていないですよ。そんなものですよ。Twitterで投資について語る人は相当な外れ値ですよ。みなさん気づいていますよね?
Twitterで投資について語る人の成績の平均は、間違いなくそのような普通の人の平均に劣ると思います。それがインデックス投資の本質でしょう。
投資にあまり興味がない人にとっては難易度は「一番簡単」でしょう。投資になぜかやたらと時間を使っている人にとっては「難易度が高い」ように見えるだけでしょう。自分にとって「難易度が高い」からといって、誰にとっても「難易度が高い」とは思わないほうがよいですね。
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資産運用におけるミスのひとつ
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資産運用におけるミスのひとつは「自分のリスク許容度よりもずっと低いリスクしかとっていない」ことです。いわゆる機会損失ですね。このような相場だと、必要以上に現金の割合を多くするといった、このようなミスがおきがちです。機会損失を防ぐために常に適切な割合のリスク資産に投資しましょう。
やめるべき4つの事
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株価を予想するのは意味がありません。みなさんやめましょう。
高配当株は意味がありません。みなさんやめましょう。
個別株は分散を弱めてリスクを増やすだけです。みなさんやめましょう。
ドルコスト平均法は意味がありません。みなさんやめましょう。
引用終わり
まとめ
非常に勉強になったのではないでしょうか?
上記以外にも非常に勉強になるTWEET多数ありますので、ご興味のある方はぜひのっちさんのタイムラインに入ってみてください。
有料級の情報ばかりです。
ではまたね!
→追記@2020年9月8日
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