子供の顔の傷は縫うべきか【病院選びのコツ】

Pocket
LINEで送る

こんにちは。

今回はタイトルの通り、子供が顔を打って切った!縫うべきか否かについて実体験を踏まえ、ご紹介していきたいと思います。

 

AD

プロローグ~応急手当の心得を学んだ経緯~

筆者の息子(最上級やんちゃの部類w)は、1歳の時に椅子の角に眉の上をぶつけ、3針縫う大怪我(親としては大怪我の部類に入りますw)を負わせてしまいました。

 

その時の筆者は、とにかく全く知識がなく、ダラダラと流れ出る血に慌てふためき、

(顔面は血管が多く通っている為、流血しやすい箇所なんです。)

何をどうして良いか、何からすればよいのか、全く分かりませんでした。

その為、止血すらもまともに出来ず、流血する我が子を小脇に抱えて、駆け込んだのは『小児科』でした。

子供に関することとなれば、ひとまずは「小児科だ」と思ったのです。

 

ですが、これがそもそもの間違いでした。

小児科では、まだ止血も出来ておらず流血する我が子を見ても、看護師すら、止血の処置をしてくれるわけでもなく

いざ診察となれば、怖がる我が子を押さえつけ、いかにも滲みて痛そうな消毒液をドバドバと容赦なく傷口にぶっかけ息子は痛みと恐怖で泣き叫び、筆者はそれを見て涙が溢れました。

その挙げ句、告げられたのが「ここでは消毒などの応急処置しか出来ないから、外科に行ってください」の一言

 

ここでも、知識のなかった筆者は、2の過ちを犯します。

小児科医の言葉通り、そこから一番近くにあった整形外科に駆け込んだのです

そちらでは、「縫うか縫わないか」の判断を筆者に任されました。

「縫えば傷は開かないので治りが早いが、縫わずにテープで留め、傷がくっつくのを待ってもよい」と言われたのです。

その直前に、すでに小児科で押さえつけられ泣き叫ぶ我が子を見ている筆者は、可能であればもう縫うのは避けたいと思いました。そこで、テープで留める処置を希望しました

ただ、素人目に見ても、どう見てもすぐに剥がれそうなテーピングで、かなり心もとないと感じる処置でした。

それでひとまず自宅に帰りましたが案の定、最上級やんちゃの部類の我が子、数時間も経たぬうちに、家の中で転び、床に軽く負傷した箇所を打ち付けたことで、再び流血。

 

再度おなじ整形外科に駆け込み、「今度はもう縫いましょう」とのことで、縫うことになったのです

恐怖で泣き叫ぶ我が子を、バスタオルでぐるぐる巻きにし、大人3人がかりで押さえつけまだ言葉も話せない我が子です。

それでも、「痛い」「怖い」って言っているんだと分かりました

そして傷口に麻酔をし、3針、縫いました。

我が子が何をされるのか、しっかり見ようと思いました。

それが母親である自分の責任だと思ったからです。

だけど、途中で心が折れてしまって、見ることが出来ませんでした

大の大人が情けないですが、筆者も声を出して泣きました。

この時のことは、今でも鮮明に覚えており、思い出すたびにとても辛くなります。これを書いている今も

 

 

その後、筆者は子供のけがについて猛勉強をしました。

そこで学んだのが、夏井睦先生の『湿潤療法』でした。

先生の著書、HPを読み、今回の息子の傷であれば、縫わずに済んだことを知りました。

正しい知識を持った医者に、正しい方法でテーピングしてもらえば、嫌がる子供を押さえつけて縫う必要などなかったことを知りました。

それを知って、猛烈に後悔しました。

自分の知識のなさのせいで、息子に、何度も痛い、怖い思いをさせました。

その後悔から、「次は絶対に怪我をさせない!」と言いたいところでしたが、それには自信がありませんでした。なにせ、最上級やんちゃな息子です。

きっと怪我をしてくる。それなら、もし次怪我をしてきたときには、

「正しい知識をもって、処置に当たろう。その処置を、子供が怖がらないよう、自分で出来るようになろう」

そんな思いから、小児の救急講習を受け、自己流ではありますが勉強してきました。

 

筆者のような思いをする親が、1人でも減リますように。

息子のように怖くて痛い思いをする子供が、1人でも減りますように。

そんな思いから、今回のブログ記事をお届けしたいと思います。

顔の切り傷」受診するのは何科?

結論から言います。

顔の切り傷の場合、受診するのは湿潤療法を取り入れている「形成外科」。

なければ「皮膚科」それもなければ「外科」か「整形外科」です。

湿潤療法を取り入れている病院については後ほど詳しく。5.湿潤療法を取り入れている全国の病院にて解説。

 

形成外科は、ほくろの除去やシミの除去など、「美容目的」での外科的処置をメインにしています。

「美容目的」これがポイントです。つまり、お肌を可能な限り綺麗にする治療を目指している診療科目ですから、綺麗に縫うのを得意分野とします。

皮膚科も然り。お肌を健康に、綺麗にすることが専門科目です。

ただし、皮膚科は子供で縫合が必要となった場合、人員(つまり、子供を押さえつける人員ですね涙)が確保できない場合は断られる場合があります。ですので、事前に電話で確認するのが望ましいです。

外科は、知っての通り「切って」「縫って」が専門の診療科目です。

こう言っては外科の医師にお叱りを受けそうですが、とにかく縫い合わせればよい、傷口を塞げばよい、文字通りの「治療」が出来ればよいというわけですから、(美容などは関係ありません)縫い方が雑な場合が多いです。。

1番最悪なのは、あわてて救急外来などに駆け込み、診療科目外の先生に応急的に縫われてしまうことです

こういう場合、縫い跡が目立つということで後日もう一度糸を抜き、縫い直して貰うなんていうことになることも。

子供にそれは酷すぎますよね。。。

後述しますが、止血が出来ているのであれば、よほどの出血でない限り、夜間であっても救急外来に駆け込んで縫う羽目になんてことは避けた方がよいです。

もちろん、血が止まらず(動脈を切っている場合は、ピュッピュッと勢いよく出血します)顔が真っ青になんて時にはそんなことは言っていられませんが

 

どうしても血が止まらない、欠損部分が広範囲等、どうしても今すぐ縫わないといけないという判断になる場合、その万が一の瞬間の病院選びを間違わないためにも!

「形成外科」「皮膚科」「整形外科、外科」

 これは覚えておいてください。

ヤケドの時も同じです。※ヤケドについてはまた別回で詳しく。

 

AD

子供の顔の切り傷はたいていの場合縫わなくてよい

 

まずは、こちらのHPをご紹介したいと思います。

痛々しいケガの画像が出てくるので、苦手な方はご注意ください。

http://www.wound-treatment.jp/wound047.htm

こちらは、「湿潤療法」の第一人者、夏井睦先生HPより引用したものです。

プロローグにも書きましたが、幼い子供を押さえつけ、縫うのは親であれば誰でも心が痛みます。

でも治療の為なら仕方ないと思ってしまいますよね?

 

その「治療」が、縫うよりも遥かに痛くなく、そして短期間で、綺麗に治る方法があるとしたら

それは知らないと絶対に損いや、親であれば知っておいてあげるべきですよね。

 

適切な方法でしっかりと貼り合わせてあげれば、かなりスパッと切った傷であっても、止血さえ出来るような傷であれば、縫わなくても治ります!

 

実際に筆者は、息子の2度目のケガ(2歳になったばかりの頃、窓枠にぶつけ、また眉上を切りました)の時は病院には行かず、身につけた応急処置法で貼り合わせ、綺麗に治しました。

※方法については、別回で~切り傷編~でお届けします。

 

息子も、病院ではなく、自宅で母親に手当をしてもらうだけなので嫌がることも怖がることもなく、すんなり手当を受けていました。

子供が顔から血を流していたら、焦ると思います。(筆者も相当焦りました。)

でも!

どうかひと呼吸置いて、まずは傷周りに汚れがあるなら洗い流し、ハンカチでぎゅっと抑えて35分、止血してみてください。

それで血が止まるようであれば、傷が開いていても大丈夫です。

そこからは「湿潤療法」をしている病院にかけこむor自宅で治療で大丈夫です。

子供のケガは縫わなくてよいものがほとんどなのです。

子供が怖がらない医者選び

まず関東圏にお住まいであれば、東京都江東区、門前仲町にある「なついキズとやけどのクリニック」を強くオススメします。

こちらは、まさに「湿潤療法」の第一人者、夏井睦先生ご自身が診察、処置されるクリニックです。少々時間がかかっても、こちらにかかられることをオススメします。

 

筆者の息子は、3歳の時にやけどをしました。幸い、やけどの程度としては比較的軽い部類に入るのだとは思いますが、お腹の皮がめくれ、浸出液が滲み出てくる程度の親から見れば十分酷いやけどでした。

この時の筆者は、もう夏井先生の著書を読みあさり、かなりの知識をつけた状態でしたので、落ち着いて応急処置後、片道1時間半かけて、夏井先生のクリニックを受診しました。

子供からすれば、やけどや切り傷といった、十分痛い怖い思いをしているのに、ただでさえ怖い病院イメージのある病院に連れて来られ、傷を触られる

そんな子供の恐怖を、少しでも軽減してくれようと尽力されているのがこちらのクリニックです。

 

まず、順番が来て診察室に入っても、先生も看護師さんも、傷を見ようとも、傷に関するお話を聞こうともされません。

まずは、オモチャを沢山子供の前に差し出し、先生ご自身が子供と遊んでくださるのです。

びっくりですよね!そんな病院は筆者は初めてでした。小児科でもそんな経験はありません。

 

5分ほど子供と遊び、子供の緊張が溶けてきたな、という時に、先生が「絶対に痛いことはしないと約束するから、傷を見てもいい?」と子供にたずねて下さいます。

当時3歳だった息子は、「うん!」と言って自ら服をめくり、お腹のやけどを先生に見せました。

先生は、必要以上に傷に触ることなく、(筆者はめくれた皮を切られるだろうなと予想していたのですが、この程度の皮はとくに傷口を塞いだり、覆ったりしていないので自然に剥がれるのを待って大丈夫とのことでした)ワセリンを瑞光パッドに塗り、傷にあてて包帯をまいて処置してくださいました。

 

病院に来るのをあれだけ怖がっていた息子が、一度も泣かず、一度も嫌がることなく、処置を受けられたのです。

その後も、先生は丁寧に自宅での処置の仕方と、今後この傷が、どのように治っていくかを写真を見せて説明してくださいました。

 

子供が怖がらずに診察を受けられるそれってとても重要なことですよね。息子はあれから半年経った今でも「くみくみスロープの先生のとこへ行こうよ!」と言います(笑)

「先生とこはね、大きなケガをしたときに行くところだから、出来れば行かないように努力したいな(笑)」と答えていますが(笑)

 

筆者は、関東圏住まいのため、万が一子供がケガをした場合は、絶対に夏井先生を受診しようと決めています。

それは夏井先生が、他の誰でもない「湿潤療法」の第一人者で確実な治療が受けられるから、ということもありますが、やはり子供の恐怖や痛みを少しでも軽減してあげたいからです。

 

「なついキズとやけどのクリニック」は、その両方がかなう、素晴らしいクリニックです。

 

とても通える範囲ではない、という方でも、先生のHPより、先生ご自身がメールでのやり取りをしてくださる様なのでご参考までに。傷の写真を送り、先生からのお返事、指示をうかがうことができます。wound_treatment@yahoo.co.jp

 

AD

湿潤療法を取り入れている全国の病院

 

夏井睦先生のクリニックへ通いたいけれど、とても通える範囲ではない傷が深く、今すぐに診てもらいたいそんな時には、近所で湿潤療法を行っている病院を探さなくてはなりません。

 

いざ!という時に、焦らなくていいよう、こちらのリスト↓↓から、最寄りの湿潤療法を行っている病院をいくつかピックアップしておきましょう!http://www.wound-treatment.jp/dr/0.htm

 

ただし、この医者リストの病院は、病院全体で湿潤療法をしているわけではないので、必ず医師を直接指名したほうがいいです。そして、夏井先生のHPを見て受診した旨をお伝え下さい。

 

そして、このリストは夏井先生が認めた医師を登録してる、というわけではなく、「医師本人からの自薦」をもとに作成されているようです。

 

ですので、「なんちゃって湿潤療法」をしている病院も過去に実際にあったようで、その都度、発覚した際には都度削除されているようですが、あらかじめ電話などで相談し,納得できる対応をしてくれる医師かどうか確認をしたほうがよいと思います。

子供を怖がらせずに痛くなく、早く、綺麗に治してあげる為に

最後になりますが、大切なことは、「万が一のその時」にどれだけ冷静に、正しい処置が出来るかどうかです。

 

その為に必要なのは他でもない「知識」と「備え」です。

 

1.最低限の応急処置の仕方を学んでおくこと

2.そのための道具(アイテム)を揃えておくこと

3.病院にかからねばならない時の為に、病院をリサーチし、ピックアップしておくこと

 

どれも当たり前のことのように思えますが、「ケガ」こそ、我が子に限ってそんなことと思ってしまい、備えがおろそかになりがちです。

突然、熱が出たときの小児救急の番号などはちゃんと控えてあっても、「ケガ」治療の病院は盲点だったという方がほとんどのはず。

 

筆者がまさにそうでした。

 

でも、「ケガ」の瞬間は本当に突然やってきます。幼子を持つ親なら誰にでもありうることだと思っています。

 

「子供のケガは親がよく見てないからだ。自分はしっかり見てるから大丈夫。」筆者もそう思っていました。

 

子供は予測不可能な動きをすることがあります。1秒たりとも目を離さないなんて、どんな完璧な親でも絶対に無理です。いつも子供は危険と隣り合わせです。

 

勿論、ケガはさせないほうがいい。そんなことは百も承知です。それでも、もし万が一、ケガしてしまったときにしっかり備えておいてあげられれば、子供の苦痛をかなり減らしてあげられると思うのです。

Pocket
LINEで送る

AD
最新情報をチェックしよう!