結論から言います。「私は継続して保有します」
まず下記チャートをご覧ください。
【SPXL vs S&P500 2019年12月〜6ヶ月間】
このチャートは私がSPXLを購入した6ヶ月前(2019年12月)を±0.00%とし、S&P500と比較したチャートになります。
この半年間だけを切り取ってみると、「3倍リバレッジは下落相場に弱く、株価の戻りも遅い」ことが改めてわかります。
S&P500は-2.91%まで回復している一方で、SPXLはまだ-34.22%も含み損を抱えていることになります。
騰落率での比較をすると、
【2019年12月から6ヶ月間の騰落率】
SPXL +25.0%〜-70.0%
S&P500 +8.0〜-30.0%
仮に6ヶ月前に100万円一括投資していたら、一時は125万円になって、
そこから30万円まで資産が目減りしたことになります。
※手数料は考慮していません。
では再度下記チャートをご覧ください。
【SPXL vs S&P500 2009年〜2020年6月 約11年間】
こちらはSPXLが設定された2009年を0.00%とし、S&P500と比較させた長期保有目線でのチャートです。
騰落率はこちらです。
【2009年から11年間の騰落率】
SPXL +2100.0%〜-30.0%
S&P500 +240.0〜-10.0%
マイナスに振れたのは最初の1年間で、後は右肩上がりです。
仮に2009年に100万円を一括投資していたら、最大で2100万円まで膨らみ、
現在(2020年6月)でも1215万円あります。
※手数料考慮せず
但し、これは直近10年間の米国市場が非常に好調だったため、上昇相場に強いSPXLが恩恵を受けたに過ぎない可能性があります。
まとめ
今回はSPXL保有6ヶ月時点での考察と方向性をまとめさせて頂き、
「継続保有」と言うことで一時的に結論づけましたが、
・管理報酬が1倍ETFより高い(年率0.95%(2020年6月15日現在)
・償還リスク
があり、必ず「損しない」または「VOOなどの1倍ETFに勝るパフォーマンス」になるかどうかはわかりません。
よって、もしこの記事を参考に長期保有される方がいれば幸いですが、
将来的に含み損が発生した際に後悔しないように、ご自身でSPXLの考察と資産が大幅に減っても耐えうる資産のリスク管理をおすすめいたします。